何階以上あるとタワーマンションなの?タワーマンションの定義についてご紹介します!

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タワーマンションの定義についてご存じですか。
今回の記事では、タワーマンションの定義・メリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□タワーマンションとは?

これはあまり知られていませんが、実はタワーマンションという呼称に法的な定義はありません。
しかし、一般的には、「20階以上の高層マンション」をタワーマンションと呼びます。
20階は高さ60mに相当します。

タワーマンションは、建築時に一般的な建物より厳しい基準が設けられています。
たとえば耐火性や耐震性、避難のしやすさがチェックされます。
これらの基準を満たしている場合、国土交通省の認可を受けられ、建設可能になります。

□タワーマンションの魅力

*建物自体の3つの魅力

1つ目は、眺望の良さです。
タワーマンションの場合、周囲に視界を遮る建物が少ないです。
そのため、夜景・眺望が良いことが多いです。

また、同じ要因で採光しやすいというメリットもあります。
一般的には光が入りづらい北向き住戸でも、日当たりが良いことが多いです。

2つ目は、敷地にゆとりがあることです。
これは、「総合設計制度」によるものです。
この制度は、敷地の一部を公開空地として一般公開することで、容積率や高さ制限といった規制を緩和できるという制度です。
タワーマンションのほとんどがこの制度を利用しており、密集している住宅地であっても敷地に余裕があります。

3つ目は、耐震性の高さです。
タワーマンションの建築には厳しい基準があるため、耐震性は一般的なマンションよりも高いです。
集合住宅は復旧工事が大変ですが、地震による被害が少なくなりやすいのもタワーマンションの魅力です。

*共用施設に関する3つの魅力

1つ目は、共用施設が充実していることです。
タワーマンションの大きな特徴の1つが、共用施設の充実性です。
ゲストラウンジがあるものからプールが付いているものまで、様々なタワーマンションがあります。
最近注目されている共用施設としてコワーキングスペースがあるタワーマンションもあります。

また、内廊下になっているタワーマンションもあります。
廊下が風雨にさらされていない分、メンテナンスがしやすいため、常に綺麗な場所で生活できるという魅力もあります。

2つ目は、災害対策も充実していることです。
耐火性や耐震性が一般的な建築物よりも高いのはもちろんのこと、災害対策用に備蓄倉庫や簡易トイレを導入しているマンションも中には存在します。
建物への損害を抑えることは補修コストがかからないことに直結するため、その点も優れているポイントです。

また、中央管理室があったり、防災センターが併設されているマンションも多いです。
普通のマンションに比べ手厚い防災設備があるのが、タワーマンションの魅力の1つです。

3つ目は、防犯性の高さです。
タワーマンションの多くは、24時間有人管理をしています。
警備員が定期巡回し、防犯カメラの設置数も多いため、安心感があるでしょう。

*その他のメリット

1つ目は、資産価値が下がりづらいことです。
タワーマンションは、これまで紹介してきた様々なメリットのおかげもあり、資産価値が比較的下がりにくいのが魅力です。
何らかの理由で売却しなければならなかったり、賃貸に出さなければならなかったりすることもあるでしょう。
資産価値の下がりにくさは、このようなときに効力を発揮します。

2つ目は、利便性が高いことです。
タワーマンションは再開発エリアに建設されることが多いですが、そのために周辺施設が充実していることも多いです。
また、中には敷地内にコンビニやスーパーが併設されているものもあります。
以上の理由による利便性の高さも魅力です。

他には、以下のような魅力があります。
・駅に近い
・ステータスになる
・ランドマークになる
・廊下の騒音が届きにくい
・通風性が高い

□タワーマンションのデメリット

タワーマンションの大きなデメリットが、ランニングコストの高さです。
一般的に注目されるのはイニシャルコスト(購入費を含む初期投資)ですが、ランニングコストの高さには注意する必要があります。

これは、タワーマンションの管理費・修繕積立金が購入後に上昇することがあるためです。
購入後10年経ったとき、管理費や修繕積立金が2、3倍になっていることもあります。

管理費が高くなる要因は、タワーマンションの共用施設の多さです。
要は、メンテナンス費がかかります。

また、タワーマンションの修繕にはとても費用がかかります。
そのために修繕積立金が無くなり、修繕費が高くなる、ということが起こりえます。

□まとめ

タワーマンションには様々なメリットがあります。
一方でランニングコストが高いというデメリットもあるため、その点も考慮しつつ購入の判断をしましょう。
当社ではタワーマンションのインテリアコーディネートを行っています。
内装でお困りの方は、お気軽にご相談ください。