タワーマンションの耐用年数とは?コンクリートの豆知識についても解説!

  • コラム
NO IMAGE

「タワーマンションの耐用年数について知りたい」
「50年後にはどうなっているのだろうか」
このようにお考えの方は多いでしょう。
タワーマンションに住むうえで気になるのはやはり耐用年数ですよね。
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□耐用年数と寿命について

皆さんは、タワーマンションの耐用年数はどれくらいであるとお考えでしょうか。
ぜひこの機会に押さえておきましょう。

ここでは、法定耐用年数と物理的寿命について解説します。
国が定めている、マンションの法定耐用年数は47年です。
よって、タワーマンションにおいても、47年を超えてしまうと価値がなくなると考えられています。

法定耐用年数というのは、物理的な寿命とは違います。
税務処理や損益計算の際に用いられる法的な計算期間であるため、47年経ったからといって必ずリノベーションが必要というわけではありません。

続いて、物理的寿命についてです。
物理的な寿命は、先程の耐用年数と比較するとはるかに長く、100年以上はもつといわれています。
マンションの寿命を決める要素は、「経年」「経済面」「耐震性」の3つですが、このうちの「経年」は、メンテナンスなどによって延ばせられます。

マンションのメンテナンス箇所は、構造、防水塗装、仕上げ塗装、外壁、配水管、エレベーターなどです。

タワーマンションの建築技術は高く、また、コンクリート技術も発展しているため、タワーマンションの寿命は長いといえるのです。

特にコンクリート技術については、多くの専門家が意欲的に研究を進めている分野でもあります。
すでに長寿命で高性能なコンクリートが多く開発されていますが、これからもますます技術は進歩し続けるでしょう。

以上が、耐用年数についてでした。

□住んでから50年後はどうなっているのか

タワーマンションはまだ築浅の物件が多いため、50年後にはどうなっているのか、例を見ることはできません。
そのため、どうなっているのか気になりますよね。
そこで続いては、50年後について解説します。

まず、35歳で入居することをイメージしてみてください。
50年後は85歳ですよね。
タワーマンションを購入するのであれば、購入したときの年齢と物件の耐用年数、そして平均余命を踏まえて検討することが大切です。

先程、法定耐用年数は50年未満であると解説しましたが、高い価値で売却したいという意思がないのであれば、法定耐用年数についてはあまり気にしなくて良いでしょう。
定期的なメンテナンスをしっかりと行えば、50年後、60年後も変わらずに住み続けられるでしょう。

以上が、50年後についてでした。

□コンクリートの豆知識について

ここまで、耐用年数や50年後の状態について解説しました。
そこで最後に、コンクリートの豆知識についてご紹介します。

1つ目は、200年コンクリート、500年コンクリートについてです。
これらの言葉をご存じでしょうか。
100年コンクリートは、100年マンションに使用されるコンクリートです。

このコンクリートの品質をさらに上回るものが開発されており、なんと200年、500年コンクリートといわれるものが出てきているのです。

表面が水にさらされたとしても強度が下がらないような工夫をしたり、特殊な物質を混ぜ合わせて特殊加工を施したりすることによって、品質が極めて高いコンクリートが開発されています。

2つ目は、コンクリートの弱点についてです。
皆さんは、弱点をご存じでしょうか。
それは、単体では引っ張りに弱いということです。
そのため、内部に鉄筋を組む必要があります。

それ以外にも、乾燥するまでに時間がかかるというのもコンクリートの特徴です。
そのため、質を均一に保ったり、効率よく作業を進めたりすることが難しいというのも、業者目線で考えると大きな弱点です。

3つ目は、低品質のコンクリートについてです。
ここで、低品質のコンクリートの特徴を確認しておきましょう。

低品質のコンクリートとは、熱や水に弱いものであるといえます。
熱に弱い場合、熱が当たるともろくなってしまいます。
水に弱い場合、表面が濡れるとすぐに浸透し、鉄筋が錆びやすくなってしまいます。

また、なにより怖いのは、地震に対してもろいということです。
そのため、大規模な建設ではこのようなコンクリートの使用は禁止されています。

マンションを購入する際には、ぜひコンクリートの品質にまでこだわってみてはどうでしょうか。

以上が、コンクリートの豆知識についてでした。

□まとめ

今回は、タワーマンションをご検討中の方に向けて、耐用年数について解説しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
今回の情報を活用し、耐用年数について把握したうえでタワーマンションへの引っ越しを検討してみてくださいね。
ご不明点がありましたらいつでも当店へご連絡ください。